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ヤマトヌマエビ
ヤマトヌマエビはコケ取りとして人気のあるシュリンプです。
ヤマトヌマエビは、成体の体長はオス35mm・メス45mmほど。
メスの方が大きくて体色が濃く、体つきもずんぐりしている。
複眼は黒く、ヌマエビ類としては大きい。
複眼の間にある額角はわずかに下向きで、
鋸歯状の棘が上縁に11-27個、下縁に4-17個ある。
5対の歩脚は短くがっちりしていて、このうち前の2対は短く、先端に小さな鋏がある。
体色は半透明の淡青色-緑褐色で、尾の中央に三角形の黒い小斑、
尾の両端に楕円形の黒い斑点がある。体側には線状に赤い斑点が並ぶが、
オスは点線状(・・・)、メスが破線状(- - -)である。
また、個体によっては背中の真ん中に黄色の細い線が尾まで走る。
スジエビやテナガエビ類は脚や眼柄、額角が長い。
トゲナシヌマエビは体型や生息地が似ているが、
やや小型で体側に斑点がないので区別できる。
食性は雑食性で、藻類、小動物、生物の死骸やそれらが分解した
デトリタスなど何でも食べる。前2対の歩脚にある鋏で餌を小さくちぎり、
忙しく口に運ぶ動作を繰り返す。小さなかたまり状の餌は顎脚と歩脚で抱きこみ、
大顎で齧って食べる。
成体はわりと丈夫で飼育しやすいが、繁殖させるのはやや難しい。