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ローゼン・メイデン
コンセプトは「アンティークドールの戦い」。
少女漫画の様な作風や美しいドールの衣装から、女性からの人気も高い。
画風に関しても、虹彩の細かな書き込みや背景に花を描いたりなど、
従来の少女漫画に近い。メディアなどでローゼンメイデンの衣装と
作風はゴシックロリータだと形容されることがあるが作者は作風について、
厳密にはゴスロリではないと語っている。
また、ドールの衣装についても「ローゼンメイデンの中で
ゴシックロリータと辛うじて言えるのは水銀燈だけ」と言っている。
系統的には人造人間譚と言えるべき物でもあり、
アンドロイド登場作品に共通するテーマを内包している。
また、「アリスを造る」ではなく、アンドロイドである薔薇乙女自身が、
当初から強い自己意識と独立心を持ち、
自らの意思で「究極の少女であるアリスを目指す」という
女性主観的な要素が強調されている。
名前の由来は、作者によれば「完全に響きから入りました」とのことである。
ドイツ語の「Rosen」という単語が出てきたものの、
どうしても英語の「Maiden」と合わせたかったらしく、
「ローゼンさんという名前の人の作った乙女」ということで
「Rozen Maiden」となった。ちなみになぜzになったかは不明だという。
「コミックバーズ」連載中、原作者PEACH-PITの公式サイトに
当作品のコンテンツが存在していたが、
リンク集における「雑誌」のコーナーで連載している雑誌が列挙される中、
「コミックバーズ」誌へのリンクのみが消滅。
このため、読者の間では「原作者側と出版元の幻冬舎コミックス側および
「コミックバーズ」編集部との間に何らかのトラブルが生じた」
という噂が連載終了前から飛び交っていた。
2007年4月28日に「コミックバーズ」の公式サイトで
2007年5月30日発売の7月号をもって連載終了と発表され、最終回が掲載された。
2007年6月24日のPEACH-PITの公式ブログにて千道万里が、
今までローゼンメイデンに関するコメントを差し控え、
ファンに不安と心配を掛けていた事の謝罪と
今までの応援を感謝するコメントが発表された。
なお、今後については「(ファンに対しては)何らかの形で必ず恩返しする」と
記載したのみであった。
これ以降、ローゼンメイデンにまつわる動きは見られなかったが、
2008年3月発売の週刊ヤングジャンプ16号にて
『少女のつくり方 How to make a girl』と題した
ローゼンメイデンの書き下ろしフルカラー漫画8ページを袋綴じ付録として掲載、
また17号に於いて『ローゼンメイデン』の新連載が告知され、
20号より月一回のペースで連載中である。
そして、2008年4月30日にはヤングジャンプ・コミックスから
『Rozen Maiden 新装版』(定価743円+税)が発行されており、
毎月1巻ずつ全7巻が発売された。
なお、週刊ヤングジャンプ誌上では『ローゼンメイデン』と
カナ標記され、『Rozen Maiden』とは区別されている。
麻生首相との関係
麻生太郎が、本作を読んだという噂から話題になった。
「空港の待合室で読んでいた」と週刊誌で報じられたり、
2006年7月16日・2007年6月10日放送の読売テレビ
『たかじんのそこまで言って委員会』で本件に触れられたりしたほか、
TBSアニメフェスタ'06の司会を務めたTBS・向井政生アナが
「麻生大臣も特別編を観てくれるはず」などと言及した。
また前述の「平成18年度あしや人形感謝祭」が
開催された岡湊神社のある福岡県遠賀郡芦屋町は
麻生の選出選挙区である福岡8区内にある。
当日は、芦屋町長とともに麻生の秘書も参列している。
2ちゃんねるのニュース及び政治ネタを扱う板を中心としたネット界隈では、
この漫画のタイトルから「ローゼン」「ローゼン麻生」
「ローゼン閣下」等と呼ばれることがある。
また、週刊少年マガジンで連載中の時事/自虐を得意とする人気漫画
【さよなら絶望先生】内にては"ローゼン●生"として●字使用ながらも
麻生総理と思われるキャラクターが度々、登場し
隠れキャラとして親しまれていたりする。
また、2008年度版の『現代用語の基礎知識』にも項目としてと取り上げられている。
なお、麻生は雑誌メカビVol.01にて本作品を
「女の子っぽい絵柄だけど話は重厚に作られている。よく出来ている」と
コメントしている。ただし、空港で読んでいたかどうかは覚えていないとしている。